乾燥知らずの唇へ 簡単手作り「はちみつ入りリップバーム」

ハニーリップクリーム

唇の乾燥やひび割れが気になる季節。教室でも人気の「はちみつ入りリップバーム」のレシピをご紹介します。

今回は、唇のトラブルに効果的な精油ブレンドも加えました。自然素材で作る安心のリップバームで、唇の潤いを取り戻しましょう。

目次

材料

  • ミツロウ:0.5ℊ
  • キャンデリラロウ:0.5ℊ
  • カスター油:2~3ℊ
  • ホホバ油:3~4ℊ
  • ハチミツ:1ℊ
  • 精油ブレンド:計2滴
  • リップクリーム容器

植物油は合計で6gです。お好みの質感に合わせてホホバ油とカスター油の分量を調整してください。

はちみつ入りリップの材料

もっと多くの種類の精油を加えたいという方は、コチラの記事を参考にしてください。

素材のご紹介

ミツロウ

  • ミツバチが巣作りのために分泌する天然のロウ。
  • 肌になじみやすく、優れた保湿力を持つ。
  • 抗菌・抗炎症作用も期待できます。

キャンデリラロウ

  • タカトウダイ草から採れる植物由来のロウ。
  • 光沢感があり、温度変化に強く折れにくい特性が魅力です。

カスター油(ひまし油)

  • トウゴマという植物の種子から抽出される油。
  • 粘度が高く、艶やかな質感を実現。
  • リシノール酸を豊富に含み、唇をなめらかに整えます。

ホホバ油

  • 酸化しにくく扱いやすいのが特徴。
  • 砂漠地帯で育つ植物から採れる油。
  • 浸透力が高く、皮脂バランスを整える作用があり、肌質を問わず使用可能です。

作り方

1 下準備
道具類、容器、手指を消毒します。

2 計量
電子量りを使って、各材料を正確に計量します。

3 ロウ類とはちみつを溶かす
ミツロウとキャンデリラロウをガラスビーカーに入れます。
カスター油とホホバ油を加え、湯せんでロウを溶かします。ロウ類が完全に溶けたらはちみつも加えてよく混ぜます。

4 精油を加える
湯せんから外し、精油も加えてよく混ぜます。

5 容器に入れて固める
混ぜたものを容器に注ぎ、冷やし固めたら完成です。

はちみつ入りリップ

作り方のポイント

POINT1 はちみつの分離を防ぐコツ

温かいうちに容器に注ぐとはちみつが分離してしまうことがあります。よくかき混ぜながら少し冷めた状態で容器に注ぐのがポイントです。

POINT2 リップ表面をなめらかに仕上げる方法

一度に全て注ぐと固まった後、リップの先端が凹む場合があります。

凹んだリップ

このような時も、固まったタイミングで凹みに少量を注ぎ足すと、きれいになめらかな仕上がりになります。

滑らかなリップ

少しのコツを取り入れることで、より使いやすく見た目にも美しいリップクリームが完成します。ぜひ試してみてください。

唇のひび割れにおすすめの精油ブレンド

手作りリップバームの効果をさらに高めるための精油ブレンドをご紹介します。

ロックローズ:創傷治癒効果が非常に高く、ひび割れた唇の再生をサポートしてくれます。

ラベンダー・スピカ:皮膚細胞を活性化し、修復をサポートしてくれます。

ローズマリー・カンファー:傷を癒し、痛みを和らげてくれます。

この3種の精油を、ロックローズ(1):ラベンダー・スピカ(2):ローズマリー・カンファー(2)の比率でブレンドすると爽やかに香り、修復力の高いブレンドが出来上がります。

実際に、このブレンドで作成したリップを使ったところ、一晩で唇のガサガサが柔らかくなり、硬くなっていた部分が自然に剥がれるように改善しました。乾燥やひび割れで悩む方はぜひお試しください。

おわりに

乾燥する冬は、お肌だけでなく唇のケアも大切。この手作りリップバームなら、肌に優しく安心して使えるだけでなく、香りや質感も自由にアレンジ可能です。

精油の香りに癒されながら、しっかりと潤いを取り戻せるのが魅力的な、手作りの「はちみつ入りリップバーム」。寒い日は温かいお部屋で、楽しみながら作ってみてください。

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