秋冬におすすめ 天然素材で作るしっとりヘアバームのレシピ

手作りヘアバーム

夏のダメージから髪を守り、これからの乾燥する季節に備えるためのアロマクラフトとして、手作りのヘアバームはいかがでしょうか?

髪に自然な束感を出したり、ぴょんぴょんと飛び出してしまう短い髪を抑えたりと、さまざまなシーンで活躍します。

さらに、お肌に優しい成分なので、手に取る量が多すぎてしまっても安心。余ったバームはカサカサしがちな肘や指先に塗っても、しっとりと潤います。

目次

手作りのヘアバームとは

ヘアバームは、髪に潤いを与えながら、自然なツヤとまとまりを出す保湿剤です。乾燥やダメージを防ぎ、髪に柔らかさをプラスするほか、スタイリング剤としても使える優れたアイテムです。

手作りのヘアバームなら、天然素材を使って自分好みの香りと使用感に仕上げることができます。特に秋冬の乾燥した季節に、髪や肌の保湿ケアとしておすすめです。

材料

材料はとてもシンプルです。

全量 約18g

ミツロウ 3g
シアバター 5g
ホホバオイル 10ml
お好きな精油 6滴

手作りヘアバームの材料

ミツロウは、ミツバチが作り出す自然のワックスで、保湿効果と防水性を持っています。髪や肌にしっかりと膜を形成し、潤いを閉じ込める役割を果たします。また、バームに適度な硬さを与えるため、スタイリング効果が得られます。固めがお好みであれば5g程度まで増やしてみてもよさそうです。

シアバターは、シアの実から得られる植物性油脂で、強力な保湿力があります。オレイン酸が豊富で、髪に柔らかさとツヤを与え、乾燥やダメージから保護します。

ホホバオイルは、髪や肌にスムーズに浸透し、べたつかずにしっとりとした感触を残します。保湿力が高く、髪の水分バランスを整えて乾燥から守る役割も果たします。

作り方

量って混ぜて溶かすだけですから短時間で簡単に作ることができます。

① 材料を計測する
材料はすべて正確に計量しましょう。

② 精油以外の材料をビーカーに入れる
ミツロウ、シアバター、ホホバオイルを1つのビーカーにまとめて入れます。

③ ビーカーを湯煎にかける
材料が完全に溶けるまで、湯煎でじっくり温めます。特にミツロウをしっかり溶かすことがポイントです。

④ 溶けたら湯煎からおろす
すべてが溶けたら、ビーカーを湯煎から取り出し少し冷まします。

⑤ 精油を加える
お好みの精油を6滴加え、しっかり混ぜ合わせます。

⑥ クリーム容器に移し、固まったら完成
混ぜ終わったバームをクリーム容器に移し、冷めて固まるのを待ちます。しっかり固まったら、使えるようになります。

精油ブレンドのご紹介

今回は、肌寒い季節にぴったりな、ふんわり温かく落ち着いた香りに仕上げてみました。

アトラスシダー 1滴
フランキンセンス 2滴
ローズウッド(木部) 2滴
オレンジスイート 1滴

アトラスシダーは、落ち着いた香りでリラックスしたいときにおすすめです。ウッディな香りがベースとなり、バーム全体に深みと持続性を与えます。

フランキンセンスは神秘的な香りが特徴。心を穏やかにしながら、秋らしい深みのある香りが広がります。この香りは朝の準備に特におすすめです。

ローズウッドはフローラルとウッディが調和した甘さと温かみのある香りです。女性らしい柔らかさを引き立て、ブレンド全体に華やかさが加わります。

オレンジスイートはフルーティで爽やかな柑橘系の香り。これがアクセントとなって全体に軽やかさをプラスし、香りが重たくならないようにバランスを整えます。

このブレンドで作ったヘアバームを毛先に少量なじませると、フランキンセンスとローズウッドを中心に、甘すぎず落ち着いた香りがほんのり広がります。

自分好みのアレンジも加えながら、髪もお肌も優しく保湿するアロマクラフトをぜひお試しください。

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