香りで選ぶ?効果で選ぶ?精油の賢い選び方

精油の選び方

「アロマのきほん~5分で学べる10のレッスン~」7回目は精油の選び方についてお伝えします。精油の種類は数多く、それぞれに異なる香りや効果がありますので、どれも魅力的で迷ってしまいます。

精油を選ぶ際には、大きく分けて「香り」から選ぶ方法と「効果」を目的に選ぶ方法があります。それぞれの選び方のメリットを見ていきましょう。

目次

香りから選ぶ

まずは、香りに注目して選ぶ方法です。アロマテラピーは香りを楽しむ療法ですから、まずは直感的に「好きな香り」を選ぶことが大切です。香りは非常に個人的なものですから、自分が「心地よい」と感じることを優先しましょう。

香りの好き嫌いは脳が瞬時に判断しているため、苦手な香りは逆にストレスを感じることもあります。たとえば、就寝前にリラックスしたいときや、仕事を頑張るためにリフレッシュしたいときには、香りそのものの効果を実感するために、好きな香りを選ぶことがアロマテラピーの基本です。

自分にとって心地よい香りを見つけることが、アロマテラピーを楽しむ第一歩です。リラックスや集中力を高めたいときに、ぜひお気に入りの香りを取り入れてみてください。

効果から選ぶ

次に、精油の持つ薬理作用に着目して選ぶ方法です。精油にはそれぞれ特有の成分が含まれており、これにより期待される効果が異なります。

たとえば、「かゆみを抑えたい」「傷跡を消したい」といった具体的な目的がある場合、それに効果的な成分を含む精油を選ぶことで、心身の健康をサポートすることができます。

ただし、効果から選ぶ際には、精油選びもとても重要です。この場合、ケモタイプ精油を使用することをおすすめします。ケモタイプ精油は成分がしっかりと分析されているため、より信頼性が高く、目的に応じた効果を期待できます。

このケモタイプ精油の重要性については、次回のレッスンでさらに詳しくお伝えします。

香りと効果、どちらも大切に

好きな香りでありながら、同時に効果も得られることができれば理想的ですよね。

嗅覚反応分析を活用すると、この二つを簡単に両立させることが可能です。嗅覚反応分析は、好きな香りが実は体が求めている香りであるというメカニズムに基づいていますので、これにより香りと効果を同時に楽しむことができます。

心地よさと体質改善が一緒に叶うというのが、嗅覚反応分析の大きな魅力ですし、この手法を取り入れることで、自分にぴったりの精油を見つけやすくなります。

精油選びはアロマテラピーの大きな楽しみの一つです。自分に合った精油を見つける過程は、自分の好みや体調を理解する良い機会となります。まずは、ご自宅や教室、ショップなどで様々な香りに触れてみることから始めてみるのもおすすめです。

次回は、精油の効果を目的に選ぶ際に重要となるケモタイプ精油についてお伝えします。

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