精油は雑貨です 香りを愉しむための正しい知識
精油はお薬ではありません
アロマテラピーで使われる精油は、私たちの心や体にさまざまな効果をもたらします。実際に、精油は抗炎症作用や抗菌作用、鎮静作用など、薬理作用を持ち私たちの健康をサポートしてくれます。
ここまで聞くと、誤ってお薬と同等に扱ってしまいそうになるかもしれませんが、日本では精油はあくまで雑貨です。法律上、精油を医薬品のように宣伝や販売することは禁止されています。
使用は自己責任 だからこそ正しい知識が必要です
精油は薬理作用があるといえども、日本では雑貨です。
そのため、精油の使用は基本的に自己責任で行う必要があります。この「自己責任」という言葉、少し重たく感じるかもしれませんが、大切なことなのです。
精油は自然の恵みから得られたものですが、天然だから安全というわけではありません。使い方を誤ると逆効果になってしまうことも。例えば、肌に直接つけると刺激が強すぎて炎症を引き起こすことがありますし、精油を誤って大量に使ってしまうと体に悪影響を及ぼすこともあります。
だからこそ、精油を安全に楽しむためには正しい知識が必要です。適切な使い方を学び、用量を守ることが大切です。アロマテラピーに興味をお持ちの皆さんには、ぜひ基本的な知識を学び、正しく安全なアロマテラピーを実践をされることをおすすめします。
例えば食品添加物の精油
精油には食品添加物として認可されているものもあります。
しかし、だからといってその精油を「飲んでいい」とは限りません。精油が食品添加物として認められている場合でも、あくまでも添加。飲用の許可ではありません。少量を使用することが前提で、誤って大量に摂取すると危険です。
精油そのものは非常に濃縮されているため、原則飲用することはおすすめしません。食品添加物の精油も、雑貨の精油も、その本質は変わりませんので、私たちが普段使用する際には、適切な知識と慎重な取り扱いが求められるのです。
アロマテラピーを安全に楽しむために
精油は、心地よい香りでリラックスしたり、日常生活に彩りを加えたりと、多くの楽しみ方ができます。
しかし、その一方で、正しい使い方を知らないと危険も伴うことを忘れてはいけません。アロマを安全に楽しむために、ぜひ信頼できる情報をもとに、知識を身につけてください。そして、自己責任で使うからこそ、適切な使い方を心がけましょう。