頭皮ケアのアロマミスト

アロマミスト
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涼しいミストをヘアケアに

天然の精油を使って手作りするアロマスプレーは、空間にスプレーすることでリラックス効果や気分転換を促してくれるので、ワークショップでもとても人気のあるクラフトです。

リフレッシュやリラックス、集中力を高めるためのアイテムとして人気のアロマスプレーですが、私は熱がこもってモヤモヤしてしまう夏の頭皮ケアにも使用しています。

爽やかに香る精油をブレンドしたアロマスプレーを朝の寝ぐせ直しに使用すると、すっきりとした目覚めもサポートしてくれますのでとてもおすすめです。

また、お風呂上がりにスプレーして頭皮をマッサージしつつドライヤーで乾かすと、頭皮はすっきり髪はしっとりに仕上がります。

朝晩使うといいコトたくさん

血行促進

頭皮マッサージは血流を良くしますので、毛根に栄養が運ばれやすくなります。これに精油を加えることで髪の健康をサポートして抜け毛の予防や髪の成長を促進します。

リラックス効果

鎮静作用をもつ精油を使用することで、ストレスや緊張を和らげてリラックスすることができます。

頭皮の清潔さを保つ

抗菌作用をもつ精油を使用することで、フケやかゆみを防ぐ効果も期待できます。

髪の艶をサポート

ホルモン様作用をもつ精油を使用することで頭皮の状態が改善されると、髪自体も健康になりツヤが出やすくなります。

また、保湿効果のある植物油を加えることで、髪の乾燥を防ぐこともできます。

気分転換やリフレッシュ

マッサージによる皮膚刺激と精油による脳への嗅覚刺激の組み合わせは、疲れを癒して気分転換やリフレッシュ効果をもたらしてくれます。

頭皮ケアのアロマミストの作り方

材料

(全量約30g)

乳化剤 3滴(0.15g)
精油 12滴(2%濃度)
精製水 30ml
マカダミアナッツ油 0.3g

*乳化剤はナードジャパンアロマアドバイザーコースの実習で使用している「ケンソーバスオイル」を使用しています。

作り方

① 乳化剤(0.15g)に精油(12滴)を滴下する。
② ①に精製水(30ml)を加えて軽く混ぜる。
③ ②にマカダミアナッツ油(0.3g)を加えてよく混ぜる。
④ 容器に移して出来上がりです。

よく振ってから使用します。

おすすめの精油ブレンド

頭皮ケアとリラックス&リフレッシュが同時に叶うおすすめのブレンドです。

ローズマリーベルべノン 5滴
セージ 2滴
ペパーミント 2滴
パルマローザ 2滴
ローズ 1滴

このブレンドは、若返りの水の再現レシピとして化粧水や乳液作りにも使用している引き締め効果が期待できるレシピです。

ハーバルなさわやかさの中にフローラルな華やかさも感じられるお気に入りのブレンドです。
ぜひお試しください。

レシピのポイント

植物油はごく少量で

植物油が多いと髪がべったりとしてしまいますので、少量加えることをおすすめします。

植物油の分量を変えながら試作してみましたが、1%程度の配合で程よいしっとり感になりました。

ちなみに、今回のレシピの0.3gは、ドロッパー付きの植物油であれば10滴程度です。

アルコールは使用していません

精油は油溶性ですから、精製水のような水溶性基材と混ぜたい場合には無水エタノールや乳化剤が必要となります。

空間スプレー用のアロマスプレーを作る時には、無水エタノールを使用していますが、今回のレシピでは頭皮に刺激になりすぎないように、アロマバス用の乳化剤を使用しました。

化粧水のレシピにも使用する基材ですので安心して使用できますが、もしも頭皮だけでなく顔にもスプレーしたいという場合は、お肌への刺激が心配ですので精油濃度を下げることをおすすめします。

ミストタイプのスプレー容器がおすすめです

スプレー容器を選ぶ際は、細かく噴霧されるタイプがより気持ちよく使用できそうです。

精油で香りづけされた細かなミストが広がると、涼しさを感じられて気分も爽快です。

皆様も、精油のブレンドや植物油の分量などを調整して、ぜひ自分好みのアロマミストをお作りいただければと思います。

アロマクラフトを安全に使用するために

簡単に作れて、うれしい効果も盛りだくさんのアロマクラフトですが、安全性を確保するためには基本的な精油の知識の習得が必要です。

特にお肌に触れるスキンケア用のクラフトを作る際には、精油の物理的な特徴や禁忌事項をしっかりと学ぶことで、お肌への刺激を抑えることができるようになります。

アロマテラピーの基本をしっかりと習得したい方には、ナードジャパンのアロマアドバイザーコースや、体質に合わせた精油使いが可能になる嗅覚反応分析の資格取得講座がおすすめです。

アロマテラピーを通して、香りに包まれたココロ穏やかな毎日を皆様にお届けできたらと思っております。

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