夏の素肌をすこやかに 手作りの全身用ローション

全身用ミルクローション

気温が高く、汗ばむ日が続くこの季節。
汗をかくとはいえ、保湿はおろそかにしたくないものです。

そんな時におすすめなのが、植物油の潤いとジェルの保湿力、ハーブウォーターの清涼感を組み合わせた「とろみの全身用ローション(春夏仕様)」。
べたつかず、肌にすっとなじみ、なめらかに広がります。

春先に開催した「体質に合わせたアレルギー対策のワークショップ」でもクラフト体験としてご紹介し、参加された皆さまから好評をいただきました。今回は、そのレシピをご紹介いたします。

材料

【全量60g】

  • ファーナスオイル:15g
  • 液体乳化剤:5滴
  • ハーブウォーター:40g
  • ジェル基材:6g
  • 100ml程度の容量がある容器

このローションに使用している液体乳化剤はケンソー・バスオイル、ジェル基材は、ケンソー・ジェルナチュレです。

当教室で開催しているナード・アロマテラピー協会のアロマ・アドバイザーコースで実習基材として使用しているアイテムで、肌へのやさしさに配慮された素材。安心して使えるのも嬉しいポイントです。

作り方

作り方はとても簡単♡
材料を計量しながら順に容器に加え、振り混ぜながら作っていきます。
これだけで、さらっと肌になじむ全身用ローションが完成します。

  • 容器にファーナスオイル、液体乳化剤を入れ、よく振り混ぜます。
  • ハーブウォーターを加え、しっかり振り混ぜます。
  • 最後にジェル基材を加え、全体が均一になるようによく振り混ぜます。

作り方のポイント

何といっても手軽さが魅力のこのクラフトですが、液体タイプの乳化剤を使うことで、湯煎や特別な撹拌の必要がなく、火を使わずに涼しい室内で短時間で作ることができます。

ビーカーなどの洗い物もほとんど出ないので、忙しい日にも無理なく取り入れられます。

次に、容器選びも仕上がりを左右する大切なポイントです。
振り混ぜる作業があるため、材料の量に対して少し余裕のある大きめの容器を選ぶと、作業がスムーズになります。

そして、使用感にもこだわりました。
最後にジェル基材を加えることで、ほどよいとろみのあるテクスチャーになり、ベタつかず肌になめらかに広がります。

使い方と保存

・お風呂上がりのボディケアに。軽くマッサージするようになじませます。

・顔にも使用できますが、お肌に合わない場合は使用を中止してください。

・使用前はボトルをよく振ってからお使いください。

・冷蔵庫に保管し、2週間を目安に使い切りましょう。

水分を多く含む手作りの化粧品は、どうしても傷みやすくなりますので、作るときも使うときも、容器や手を清潔に保つことが大切です。

そして、作ったあとは必ず冷蔵庫で保存し、なるべく早めに使い切るようにしましょう。

肌に直接使うものだからこそ、安心して使えるように、ていねいに取り扱っていただければと思います。

カスタマイズのヒント

ジェル基材の量を調整することで、お好みのとろみ加減に仕上げることができます。

また、ペパーミントなどのハーブウォーターを使えば、ひんやりとした清涼感が加わり、夏に心地よい使用感になります。

さらに、香りをもっと楽しみたい方や、精油の成分による作用を活用したい方は、ハーブウォーターを精製水に変え、精油をプラスすることで、より自分に合ったアレンジが可能です。

簡単に作れて、肌になめらかになじむやさしいローション。ぜひ日々のケアに取り入れて、アロマのある夏をお楽しみください。