歴史の中の香り「ケルンの水」
季節の変わり目は、心も体も重く感じることが多いですよね。
そんな時も、香りを使えば手軽に気分を変えることができます。
気分転換にオススメしたいのは柑橘系精油。慣れ親しんだ甘酸っぱい香りが、気分をリフレッシュに導いてくれます。
そこで今回は、ベルガモットを中心に数種類の柑橘系精油をブレンドする「ケルンの水」の再現レシピをご紹介いたします。
ケルンの水とは
ケルンの水は、17世紀末に当時のイタリアで流行っていた「アクアミラビリス(すばらしい水)」を、ジョヴァンニ・パオロ・フェミニス(1660~1736)が、ドイツのケルンで売り出したのが始まりだと言われています。
この香りは社交界の人気を博し、「ケルニッシュ・ヴァッサー」、「オー・デ・コロン」として世界中に浸透しました。
ケルンの水の魅力は香りが良いというだけでなく、爽やかなリフレッシュメント。
さっと香り、さっと消える「ケルンの水」は大流行し、ナポレオンやゲーテといた著名人にも愛用されていたそうです。
ケルンの水の再現レシピ
Aroma_Honokaのブレンドレシピでは、5種類の柑橘系精油にサンダルウッドとジャスミンを加えて、爽やかさの中にも大人っぽさを表現しています。
・ベルガモット(FCF) 6滴
・レモン(FCF) 4滴
・オレンジスイート 2滴
・マンダリン 2滴
・グレープフルーツ(FCF) 2滴
・ラベンダー 2滴
・サンダルウッド 1滴
・ジャスミン 0.5滴
ジャスミンは、1滴入れてしまうと、主張が強くなってしまいますので、0.5滴。
0.5滴でも少し強いかな?と、0.25滴に調整される生徒サマもいらっしゃいます。
この微調整だけでも香りの印象が大きく変わりますので、こちらのレシピを参考に、ご自分のお気に入りのブレンド比率を見つけていただければと思います。
アロマテラピーをじっくりと学ぶ
資格講座
Aroma_Honokaでは、ご希望の生徒サマには、資格講座の中でもこの「ケルンの水」の再現レシピを使ったアロマクラフトを実習していただいております。
ナードジャパンアロマアドバイザーコースのテキストでは、たった1行しか触れられていない「ケルンの水」ですが、たくさんの柑橘系精油をブレンドする再現レシピをご体験いただくと、笑顔が溢れて教室内も明るくなります。
柑橘系精油のフレッシュな香りは人気が高く、アロマクラフトに使用すると爽やかな香りが広がりますが、光毒性には要注意。
精油を楽しく安全に使いこなしていただくためには、基本的な知識も必要となります。
この光毒性に代表されるような精油の「禁忌事項」や「注意事項」は、安全で効果的なアロマテラピーの実践には欠かせない知識です。
アロマ初心者サマには、12回のレッスンでアロマテラピーをじっくりと体系的に学ぶことができるナードジャパンのアロマアドバイザーコースもオススメです。