健やかな呼吸のために ユーカリラディアタと迎える冬の朝

ユーカリラディアタと迎える冬の朝

11月の冷え込みと乾燥が進む季節に活躍する精油として、「ユーカリラディアタ」をご紹介します。寒さが増し、風邪やインフルエンザが流行しやすくなるこの時期には、ユーカリラディアタのすっきりとした香りと豊富な成分が心身をサポートしてくれます。

目次

ユーカリラディアタとユーカリグロブロスの違い

ユーカリにはいくつかの種類があり、その中でも「ユーカリラディアタ」と「ユーカリグロブロス」はよく知られています。

どちらも共通して呼吸器ケアに役立つ成分「1,8-シネオール」を豊富に含みますが、ラディアタはグロブロスよりもマイルドな香りと作用が特徴です。

ユーカリグロブロスはより強力な抗菌・抗ウイルス作用を持つ一方、ラディアタはお子様や高齢者にも使いやすく、穏やかなケアを求める方に適しています。

心身への刺激が穏やかでありながら、冬の感染症予防に役立つユーカリラディアタは、寒さと乾燥が気になる11月におススメしたい精油です。

呼吸器を守るユーカリのパワー

ユーカリラディアタには、抗菌・抗ウイルス作用があり、風邪やインフルエンザの予防に効果的です。季節の変わり目には、ディフューザーでユーカリラディアタを焚いたり、蒸気吸入を取り入れることで、空気中のウイルスを抑え、呼吸が楽になることが期待できます。

また、去痰や抗カタル作用、免疫調整作用もあるため、鼻や喉に不調を感じた際の早めのケアに役立ちます。寒暖差が大きくなる11月には、ユーカリの香りを生活に取り入れ、呼吸器のケアをサポートしてみてはいかがでしょうか。

心と体を整えるクールな香り

ユーカリラディアタの香りは、クールで爽やかな印象。朝の目覚めがつらい時や、午前中の活動に集中したい時にこの香りを吸い込むことで、心も体もすっきりと整い、活力を感じることができます。

私は、午前中の時間帯にユーカリラディアタを使うことをおすすめしています。ユーカリラディアタは、日中の活動に必要となるたくさんの酸素をスムーズに取り込むサポートをしてくれるほか、呼吸と共に吸い込まれるウイルスや菌と戦う力も持っているからです。

年齢を問わず、どなたにも取り入れやすい日常のケアとして、この香りをぜひ活用してみてください。

感染症予防のためのジェルクリームレシピ

ユーカリラディアタを使った手作りジェルクリームは、自宅でのケアはもちろん、外出時にも便利なアイテムです。手や鼻の周りに塗ることで、感染症予防に役立ちます。

材料

  • ユーカリラディアタ 5滴
  • ラベンダーアングスティフォリア 3滴
  • ティートゥリー 2滴
  • ジェル基材 20g
  • ホホバオイル 2g

作り方

  1. ジェル基材にホホバオイルを加え、よく混ぜます。
  2. 1にユーカリラディアタ、ラベンダー、ティートゥリーの精油を加え、さらによく混ぜます。
  3. 完成したジェルクリームを清潔な容器に入れ、保存します。

ジェル基材について

私が使用しているのはケンソージェルナチュレです。これだけでもさっぱりとした使い心地で感染症対策用のジェルとして十分ですが、ホホバオイルを少量加えることで、クリームのようなテクスチャーになり、肌へのなじみが良くなります。

乾燥する季節でも、しっとりとした使用感を楽しむことができ、肌への刺激も軽減されるため、より使いやすくなります。

感染症予防ジェルクリームの使い方

ユーカリラディアタは、日中の活動をサポートしてくれる心強い精油です。

外出前に胸や首、手や鼻周りに薄く塗ると、抗菌・抗ウイルス作用が期待でき、外部からの感染リスクを和らげてくれます。また、ティートゥリーやラベンダーもブレンドされているため、これらの抗菌・抗ウイルス作用が相乗効果を発揮し、さらに頼れる存在に。

就寝前に、喉から胸にかけて軽く塗り広げるのもおすすめの使い方です。ティートゥリーの副交感神経を整える作用がリラックスへと導き、ラベンダーの鎮静効果や肌をやさしく保護してくれる働きも加わり、穏やかな眠りのサポートとして役立ちます。

冬の救世主 ユーカリラディアタ

ユーカリラディアタは、そのクールで爽やかな香りと豊かな作用で、これからの季節に欠かせない精油のひとつです。

この精油には、呼吸器をサポートして心身を活性化する効果がありますので、朝や日中の忙しい時間帯に取り入れるのが特におすすめです。外出前に胸元や首、手首にジェルクリームをほんの少量をなじませることで、すっきりとした香りが広がり、清々しい気持ちで一日をスタートできます。

風邪やインフルエンザが気になるこれからの季節。毎日の生活にユーカリラディアタを取り入れ、健やかで心地よい冬を迎えましょう。

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